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2006年 01月 24日
「こうも、わが家の者の面ざしに似るとは…… 何かの巡り合わせかもしれんなぁ………」 最後のたったこれだけの言葉が、このゲームが傑作であることを示した上に プレイヤーに終わりのない後味の悪さを残す。 期待したほどガーンとこない。プレイ前に期待しすぎたのが悪かったか、FATEの桜ルートを未だに通しで再プレイできないヘタレな俺が悪いのか。物語の構成としてはきりこが消された時点で先は見えたと思い、実際その後の展開は想像通りのものだったのだが、最後の最後でやられた。五樹と蔵女が二人岸に打ち上げられたCGが出て、最後に少しの希望でおしまいだと思ったら…。本当に質が悪い。 完全に構築されたが故に発展性がないとASTATINEさんのいっていたのはこういうことだったのか。確かにこれではSSを挟む余地さえない。もう、この先の不幸は決定している。 Judgeさんは樹里がお気に入りらしく、蔵女は狂言回しにしかすぎないと言っているが、 私はむしろ樹里の方が狂言回しであったように思う。 本作の主人公である五樹は樹里と死んだ後の五樹であり、実際時間を超越した後の五樹は樹里に拒絶されている。そして、その状態の五樹を導いたのはく蔵女=朱音であり、そのことだけがエンディング以降唯一の慰めでさえあるのだ。 また、樹里は最初から五樹を愛するものとして描かれており、愛する理由がまったくわからないのに対して、蔵女が五樹を求める理由は物語の本筋に関わっている。 就職前にやっておいてよかった。こんなもんやった後簡単に気持ちを切り替えられる自信が無い。
by kosonetu
| 2006-01-24 04:24
| アキバ的話題(ギャルゲーとか
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