カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 02月 10日
私の見ているものがあなたの見ているものと同じであるかは、
本当のところどうなのかはわからないけれど、 一人一人の視界と世界の関係が同型に近ければ、とりあえず問題なく世の中は回る。 問題があるとすればその見え方が共存できない場合。、 私の快適はあなたの不快、その逆も然りだとしたら?そういう話。 だから主人公が勝った場合、結果として世界は常人の認識の受け入れられる限界を超えたものに変容する。 主人公の絶望を示す異様な世界のリアリティ。 主人公が世界を捨てるに足る沙耶の魅力。 隣のおっさんをダシにした告白は会話だけ見ると恋愛の王道中の王道といった趣だが、 それを、まともな理性をもった人間の告白を、ここまでグロい中で堂々と成立させることができたのはこの2点が優れているからだ。 逆に、2点ほど惜しいな、と思った所もある。 津久葉の最期の画像と変容後の世界だ。 前者はじらしにじらされての画像だったのもあり、むしろそのぐらいのグロさだったのかとホッとした反面物足りなさがのこる。蜘蛛の巣状の筋肉とか、もっとキモいと思ってた。 後者は二人の希望というぐらいなんだから、もっとぶっとんだ世界にしてもよかった。これでは主人公の認識のままに世界を塗り替えただけにしか見えない。だとすれば、新しい世界を裏返して主人公からみればそれは普通の世界ということにしかならないのではないか。ここでもっと絶望的な光景を描ければ、転じて主人公がどんなにすばらしい希望を得たのかを暗示するこことができたのになぁ。 蛇足) このゲームによって、精神的に壊れていくのが好き、みたいなニーズは満たされない。FATEの桜がプチっとやるシーンを散々おかずにしてる私はけっこう実用的なところも期待してたのだけれど、だめだった。このゲームは、全員まともなまま散っていくからね。 これは王道の恋愛(しかもグロ)を満たすためには仕方が無いといえば仕方が無いんだけど、 せっかく用意したティッシュがさびしかったのは否めない。
by kosonetu
| 2006-02-10 05:07
| アキバ的話題(ギャルゲーとか
|
ファン申請 |
||